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2008.08.18

■ふたりめのフレンド(前編)

最初に言っておきますが、これはつい最近のできごとです。
 
たまたま、バルクルム砂丘のレベル上げパーティに誘われました。
砂丘に向かって、ひとりラテーヌ高原を走っていると、
「あ、<ヨシカズ>さん」
砂丘で待機するリーダさんから頼まれごとを仰せつかりました。
 
「リサさんを砂丘まで案内してあげてくれませんか」

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リサさん(仮名)は、同じパーティメンバのひとり。
私と同じく、ラテーヌ高原におられるようでした。
  
 
あれ。 よくよく見ると
 
彼女(女性のキャラクタと名前なのでそう表記します)、
サポートジョブも持ってなくて
ミッションランクも1じゃないか!
 
 
  
わわ、成る程! これは、重大任務。
 
「すぐ向かいます」
リサさんとリーダ宛に、
返事を慌てて返してしまいました。
 
 
 
マップを広げて確認します。
 
地図の四隅から伸ばした四本の直線が
ちょうどヒトツに交わるあたり・・・
 
ええ。
ラテーヌのまさに中央に、リサさんは居るようでした。
 
 
 
きっと、初めての遠出に戸惑っているに違いない
早く迎えに行ってあげないと。
 
無意識に足が速まるのが、分かります。
 
道が分からず困り果てているリサさんの姿が
目に浮かんでしまったものですから。
 
 
 
っと、
 
あれ あれ!
 
 
まだ『姿』すら見えないリサさんの、
右下のHPバーが、
茜(アカネ)で染めたように、ぐんぐん赤くなっていきます。
 
 
オークか何かに絡まれたのかもしれない・・・!
 
正直、焦(あせ)りました。
 
 
リサさんはまだ、見えない。
 
急げ、俺
 
 
間に合え!
 
 
イッパイに足を、前に前に突き出しました。
身体は後からついてくるような感じです。
 
 
 
リサさんのHPが、残りわずか!にまで減った、
 
瞬間。
 
空になりかけたコップに勢い良く水が注がれたように、
それは一気に『全快』まで戻りました。
 
 
きっと、誰かが間一髪で、彼女にケアルをくれたんだ。
 
 
 
 
あーー 良かったぁぁ~!
 
 
 
速度をゆるめずに走り続けていた私、
何とか、彼女の姿を見つけることができました。
 
 
 
呆然と立ちすくんでしまっていた彼女。
 
 
 
うんうん、何が何だかわからなかったですよね
 
でも、無事で良かったです。
ホント、良かった。
 
安心して、思わずホッと息が漏れました。
 
 
合流できただけで、クエストをひとつクリアしたような気分。
(まぁ、私は何もしていないのだけども(笑))
 
 
 
頭を深く下げた私の姿に気づいたようで、
リサさんもこちらに向かって、丁寧に会釈してくださいました。
 
 
 
  
「しにそうでした^^」
 

栗色の髪を肩で切り揃えた彼女は
テルで私に向かって話すと、
だいぶ上のほうにある私の顔を仰いで、微笑みました。
 
その場に、小さな白い花が咲いたようです。
 
 
 
後で気づきましたが、
リサさんはテルを使うことはできるけれど
パーティ会話を未だうまく使いこなせないようでした。
 
何だか、むかしの私を思い出してしまったのです。

 
ああ、そうだった。リーダさんも待っていることだし
砂丘に向かうことにしましょう。
 
 
 
「ついてきてくださいね」
 
「よろしくおねがいします^^」 (←やはりテルなのです)
 
 
彼女は礼儀正しくて、ニッコリと笑う人でした。
 
 
 
返事が少しばかり遅くて、『ひらがな』ばかりなのは
きっと、キーボードを使っていないからなのかも?
 
なんて、勝手に想像。
 
 
 
後編に続きます)
 

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